支援者数…120名(テイカー数約50名)  聴覚障害学生…8名

この団体には、パソコンテイク、ノートテイクの情報保障をするテイク統括部、手話勉強会を開いたりする学習部、車椅子学生の支援をする介助部、アルミ缶を集めて車椅子と交換する活動をするCAR様々な企画を立てて盛り上げる交流部、そして広報部とそれぞれに様々な活動をしてくれています。

現在、本学のバリアフリー委員会リーダーのM・Kさんにインタビューしました。

Q「当団体を設立した理由は何ですか?」

10年前に一人の難聴学生が入学して講義が理解できず、単位を取ることが難しく、なんとか
  出来ないかということでテイク活動が始まり、翌年に今の団体に改名して活動がスタートしました。」

(詳細は札幌学院大学バリアフリー委員会HPへ)


Q「今、抱えている問題は何ですか?」

「今、問題になっているのはテイカー・車椅子学生を支援する学生が不足しています。また仕事をする人が
 偏っている問題 があります。それを解消するためには、人数を増やす必要があります。でも団体の中で
 考え方がバラバラで混乱してしまうから枠組みをしっかりした方がいいと思っています。」

Q「情報保障についてあなたの考えは?」

「個人的な発言ですが…テイクは、被テイカーが講義の内容を理解するためであってテイカーは、被テイカー
 の行動に任せています。手話は、会話をするための保障方法であります。ろう者だけではなく、聴者自身も
 手話を通して会話の世界が広くなるなどたくさん得るものがあります。」

  
次に被テイカーのH・Mさんにインタビューをしました。

Q「テイクを受けて見てどうでしたか?」

「私とテイクの出会いは高校2年生のオープンキャンパスで先輩が通っていることから興味を持って行きました。
 その時にお世話になってくれました。入学してすぐにテイクを受けながら講義に臨みました。おかげでもう内容
 も理解でき、健聴者とのキャップを感じることなく安心できます!!」

Q「今の課題に対してどう思いますか?」

「北海道の中でかなり進んでいるといわれる位、知名度が高く毎年入学していますがテイカーの数が追い付け
 ない状態です。またテイカーの技術の問題が足りない、講義の配慮がないなど色々ありますが・・・。
 少しずつ私たちが努力をしていかなければならないものだと思います。」